magic mirror  ( いつも )

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ハイライト4

恥ずかしそうに頭を掻くおじさんの仕草は、まるで子供のようで
やっぱり悪い人には見えない。と、
たとえ僕の名前を知っていたとしても、胸のどこかで安心していた。

ただ名前を知っていただけかもしれないし、毎朝走る僕のことを、この公園の誰かに
聞いたのかもしれない。または、町のどこかですれ違って
その時に僕の名前を聞いたのかもしれない。
お母さんの知り合いだとか?
いろいろ考えあぐねて黙っていると、
おじさんが瞳を凝らして言った。その瞳がまっすぐだったので、僕はごくりと息を呑んで
耳を傾けた。

「今度、ステージに上がるんですよ。よかったら来ませんか?」
「……はあ?」
途方もないことを言われるのではないかと、ドキドキして構えていたから
おじさんの突拍子もない言葉に力が抜けた。

何言ってんだ、この人は!
僕に舞台のお誘い?
怪しそうなおじさんは、ただのチケット販売員か。
僕はがっかりしていた。




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Date:2011/03/14
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