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□ 読書会 □

第二回読書会

第二回お勉強会&読書会は、太宰治「正義と微笑」です。

まあ、なんというか。
「パンドラの匣」よりもずっと読みづらくてなかなか進まなかったんですよね。
「やっと読み終わったー!」ってかんじです。

ほっ。と、いうわけで^^


今回の「正義と微笑」。
「パンドラの匣」と姉妹編のようである。と、最後の解説ページには書かれてありましたけれど。
どちらもとある方の日記を読んで触発。

また、素材ありき。ですね。

しかし、「パンドラの匣」は読みやすかったので、こちらも!と思って、勢いづいて読み始めましたが、迂闊でした。

なぜに読みにくかったのか。自分なりに分析しますと・・。

この話にでてくる学年というか、「芹川 進」君の年齢が時折分からなくなるんですね
最初は16歳で、この話の大方は17歳のときであり、最後は18という歳がでてくるんですが、

大方「中学生」であり四年生であり受験を経験して「大学生」で。

今の学年制でいうと、
中学→高校→大学になるので、「大学生」と書かれると、どうしても高校を卒業した18からの年齢を
考えてしまって、
時折、この「芹川 進」が大人顔負けぶりの感情やら思想やらを文にして日記にて綴っているのを読むと、
「中学生でしょ?」と、疑いたくなり、芹川進を度々大人と間違ってしまうからなんですよね。

例えば、お姉さんが結婚する前のときの日記。
四月十八日。日曜日。
姉さんは、尊い犠牲者であった。~~姉さんは、僕たちと比較にならぬほど、
深い分別をお持ちになったに違いない。忍苦は、人間の理性を磨いてくれるものだ。~~~


というような思いは十六、七で持つだろうか。という不思議。

あと、そんなのがいろいろあったりして

「太宰君、そりゃないよー」と思うところがいっぱいあるんですよね。私なりに^^

確かに、受験に対する学生の気持ちっていうのは、今も昔も変わりはしない。とか、
何もかもにシラケテしまったときなんか、芹川進のように日記に書き託している気持ちそのままだ。とか、

芹川進君の気持に大いに共感するところはたくさんあるんだけれども、

なにせこの「芹川 進」君は会う人会う人を「馬鹿野郎」と野次り、「馬鹿馬鹿しい」とふててしまい、
行く場所行く場所を「悲しい」だの「哀れ」だのと嘆くから、
なんとも悲しくなる。

よほど「大衆」というところはキライらしい。
また、育ちがよく、兄との兄姉との会話は実に清潔さがある。

太宰氏も似たようなかんじなのかもしれないとつい考えてしまう。

大衆の中にあってもどこか馴染めなくて、それでいて、ひとりをきらい、道化として自分をごまかす。
世の中について論じても、今日明日の生活のことしか考えない人々たちには「馬鹿だ」とののしる。

どうもね。
今でいう、「上から目線的な」
あまり、こういう鼻持ちならないヤツはキライなんですが、なんか、これが「太宰治」なんじゃないのかな。と思ったりもします。

等身大の太宰治。

芹川進が日記にて
 中学の先生を「馬鹿」と書き
 大学に入ってから大学生たちのことを「馬鹿」と書き
 最初の劇団部員を「馬鹿」と書き、

いたるところで「馬鹿馬鹿しい」。
彼は、これを書きなぐって痛快だったのでしょうか。

なんだかなあ。

太宰氏の小説を書くきっかけってなんだったんだろう。



共に読書会をしている♪芽莉衣♪さんのブログです。


「魔女の帽子」





ああ、そうだ!
これも、「明るく希望に満ちた青春小説」とウラ表紙には書かれていましたが、
私には、こうも「馬鹿馬鹿」と書きなぐる小説が、希望に満ちているとは、到底思えませんでした。
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Date:2010/07/24
Trackback:0
Comment:2

Comment

* なるほどー

そういえばいっぱい馬鹿って書いていましたね。

なんというか・・・それも含めて青春、なんじゃないかと思います。

自分を思い返しても、劣等感に打ちひしがれてた部分も大きくありましたが、その裏には、

自分は特別なのだ、
自分の本当の力はこんなものではないのだ、
薄汚れた大人どもと自分は違うのだ、
そこらの遊んでいる奴らとも自分は違うのだ、

って、今から思うと「うっひゃ~」ですけど、そういう気持ち、ありました。
それでも私なんぞはまだましなほうで、
「自分以外はみんな馬鹿」
と思っている文学青年がこれまたうじゃうじゃいましたから・・・。

「周りの人も、一人一人、すごいものだなぁ」
「それぞれに、いろんな才能持っているんだなぁ」
って思うようになったのって、30代になってからです、私。

多分、そういう、熱病のような青春の姿を書くのが、太宰君は巧いのだと思います。
そして、「馬鹿」にひっかかるひろさんは、きっととってもいい人なんだと思います。
2010/07/28 【♪芽莉衣♪】 URL #DKfek3gQ [編集] 

*

ものすごく、遅くなってすみません。
どう、コメント返そうかなー。って考えていたら、遅くなっちゃった。ほんと、ごめんね。

私、「いい人」ではないですよ^^
もんのすごく自分勝手に生きてますし、他人に対して(面識のある人はね)ばっかじゃなーい。って思うこともあります^^
そこはやっぱり私も感情ある人間ですから~
また、「いい人」にはなりたくないって言うのもありますし~
(^_^;)

>多分、そういう、熱病のような青春の姿を書くのが、太宰君は巧いのだと思います。

ほんとにね。それだけ素直なのかな
純粋?・・・とは、言い難いように思うけれど、自分の事は素直に書いているような気がします。
だから、どこかでもどかしくなる。
「そうじゃないでしょ!」って、言いたくなっちゃうのかなー^^
2010/09/20 【ひろ】 URL #- 

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